2月13日という長くて短い1日

朝5時半に起床した。いつもよりも早い。もっと正確に言えば、5時半の15分前くらいから目は覚めていた。
いつもなら携帯のアラームが鳴るまで一眠りしようとするのだが、この日はそのままベッドから離れ、前日に買っておいたサンドイッチを食しながら身支度をする。
家を出たのは6時半。もちろん、いつもより早い。向かう先は会社ではない。目的地は兄が入院している病院である。「病院」の単語の前に修飾文を加えるなら、「ガンに関する設備と医療スタッフを揃えた」となる。

事の始まりは昨年末。毎年恒例の「年賀状印刷」の日程調整の為兄に連絡をした時、その兄からの回答で始まった。その時初めて、今、精密検査を受けていて、体内に腫瘍があるという事が判明したという。
色々な検査を受け、良性か悪性か、転移があるのか無いのか、そういった検査をきめ細かく受けている最中との事だった。最初に話を聞いた時は、「年明け1月の中旬頃に手術をする。」という話だったが、ズルズルと延びて行き、結局この日に至った、という次第である。
どこにどういう腫瘍が出来たのかについては、また別途書くとして、とりあえず、非常に面倒な病気にかかったという事は言うまでも無い。

目的地の病院までの電車の乗り継ぎは順調で、当初の集合時間より早く最寄り駅に到着した。そこから病院までもさほど時間はかからず、結局、予定より30分近く早く病院に到着する事になった。事前に親からは入院している病室の階数は聞いていたので、その階まではエレベーターで移動。近くのナースステーションで尋ねようとしたところ、たまたま通路を歩いていた兄と遭遇。フロア内の娯楽室(とでも言う場所なのだろうか?)で軽く話をする。
見た目的には、病気を持っているようには見えないのだが、それでも体内に腫瘍を抱えているという不思議な光景。当日も、普通に起きてそのまま仕事に出かけるような感じすら漂うくらいの元気さを見せる兄である。

その後、ウチの両親、そしてもう1人の兄とも合流し、一家団欒の始まりとなった。実は今年の年末年始にお袋から「デジカメを実家に持って来て。」と頼まれていた。理由は言わずもがな…。気持ちは分からないでも無かった。が、私自身はその時写真を撮らなかった。そんな「縁起でも無い事」はやりたくなかった。手術が無事成功し、その後も問題無ければ家族の写真なんかいくらだって撮る事が出来る訳だから…。

団欒をしているうちに時間は過ぎ、いよいよ手術室に向かう事となった。専用のエレベーターで手術室の入り口まで向かい、そこで兄と一旦別れる。手術室に入れるのは、医者と看護師、そして手術を受ける患者だけとの事。
その後、担当の看護師からPHSを受け渡される。手術が終了した時にこの電話を鳴らすのだという。即ち、この電話が鳴るまでは手術は続いていくのだ…。
この先どうなるか分からないままに、いよいよ手術が始まった…。

(以下続く)
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

million cotton

Author:million cotton
静岡生まれの静岡育ち。で、今は横浜市民w

デジタル音楽とラーメンをこよなく愛する、典型的B型人間

時に無駄にストイックになります。
…が、基本ぐうたらです(爆)

コメント、トラックバック大歓迎です。
しかし、以下に属するケースに至っては、管理人権限として、無条件で削除致しますので、予めご了承下さい。

誹謗中傷などの不適切な発言
公序良俗に反する書き込み
その他、管理人がふさわしくないと判断した内容

以上

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード